
働きながら勉強って時間を確保するのが難しいね

では効果の高い方法を使って学んだら?

そんな勉強法を知りたいな
今日は時間が無く、直接利益に繋がりやすい社会人の皆さんの為に良い勉強法をご紹介します。
【厳選10選】科学的に結果が証明されている最も効率の良い勉強法とは
2014年にオークランド大学のバーバラオークリー博士が、過去に行われた学習法や勉強法の文献から検証した結果、効率のいい学び方を見つけました。
一番効果的な勉強法とは何かを調べた研究になります。
思い出す
インプットをする時に覚えるのではなく、思い出すときに覚えるという事が分かっています。
暗記というのはいかにインプットして覚える、と思っていませんか?
インプットの回数より、思い出す回数を多くしましょう。
オススメは1ページごとに重要だと思う文章を、一度本屋テキストから目を離して思い出してみてください。
ノートを取る時も、見たままをそのまま映すのではなく、思い出しながら書くようにしてみてください。
声にだす音読も効果があります。
気を付けて欲しいのは、人の声ではなく自分の声で話す事。
自分の言葉は耳と脳を通して、身体を同時に複数個所に刺激を与えるので記憶が定着しやすくなります。
常に自分をテストする
模擬テストなどを行う事も良いのですが、自分でテストを作ることもお勧めです。
時間を味方につけると、午前中をインプットとして記憶をさせておき、午後の集中力の切れそうな時間に細かく分けて小テストを数回実施すると効果的です。
細かくテストをするのがポイントで、記憶する回数を増やすことが記憶をさらに深めることが分かっています。
チャンク化する
意味のある塊のことをチャンクと言います。
チャンクとは
チャンキング(英: chunking)ないしチャンク化(チャンクか)は、あるものをより小さな断片に分割したり(チャンキング・ダウン)、逆により大きな断片にまとめたり(チャンキング・アップ)すること。「チャンク」(英: chunk)は「塊」の意。
心理学では、情報の断片を類似性など何らかの原理に基づいてより大きな情報の断片の中に統合する過程。
認知心理学では、容量の小さい作業記憶で扱えるように、知識を構造化し圧縮すること。
記憶術では、記憶すべき対象を分割したりグループ化したりして記憶の負担を軽減するテクニック。
自然言語処理では、言語データをより小さな構成要素に分割したり、より大きな構成要素にまとめたりする処理。優先順位を決めるには自分軸が必要になります。※ウィキペディアより
点と点が線に繋がっていくという感じでしょうか。
頭のいい人がの話が、どんどんつながって非常にわかりやすい話になる事がありますね。
これは頭中で「チャンク化」が進んで、意味づけされてむずびついているために豊富な知識として記憶に定着されているからです。
間隔練習
脳の記憶を刻み込む能力には限度があります。
細かく分散して分けて勉強するほうが良いよ、ということです。
長時間勉強して覚えるよりは間隔をあけて、細かく覚えていく事です。
社会人でしたら通勤時電車内でインプットしたことを職場に着いてからまた思い出す、または乗り換えがあれば、小田急線ではここまでインプット、地下鉄にのったら思い出し、また新しいインプット、会社に着いたらまた思い出す。
みたいに細かく間隔を分けて回数を増やすと良いでしょう。
複数のメソッドを使う
同じ問題ばかり解いていると、脳に新しい刺激が行かなくなり勉強効率が下がります。
社会人の皆さんには、リーダーシップを学んだら、マーケテイング、そのあとにマネジメントなど細かく工夫をしながら変えていくと良いでしょう。
TOEICを受けようと思っていれば、過去問題をなぞると順番になっています。
リーディングはリーディングだけの本にはなっていないので、過去問を1冊といていくとバランスよくスピーキング、ライティングを身に着けられますね。
リスニングだけ、本から離れてしまうのでまとめて行いがちですが、効率が悪いのでやめた方がよさそうです。
比喩と明確な説明
10歳児にわかるように説明することです。
頭の良い方は皆さんできているような気がします。
学ぶ時には専門用語から学んで行きます。しかし、この難しい専門用語を10歳児の子供にどのように説明したら理解してもらえるか、を考えると理解力が高まります。
人に教えることを前提で学ぶだけでも、学習効率が上がり記憶力の定着が良くなりますので、さらにわかりやすくシンプルにするよう常にイメージをすることが大事です。
私も自分自身の学習より、身につけて部下を指導しようとか、組織に役立てようとその後の活用法が明確な時の方がはるかに深い知識になっていました。
休憩の取り方
長時間勉強していても、実は良いことはありません。
- 集中力が欠けているのに勉強しても時間の無駄
- 集中力が消耗すると回復するまでに時間が掛かり効果が落ちる
脳にとっては疲労を感じる前に、休憩を取ることが大事だとされています。
2時間集中して勉強する日をつくるより、毎日15分、30分継続する方が望ましいということです。
もう少しできるけれど、1回ストレッチや筋トレワークを挟むのが私は好きです。
身体を動かすので良いリラックスができます。
集中時間の設定の仕方
人間の体内サイクルを活用しましょう。
午前中は集中力が高まる時間帯なので、最大90分かけても大丈夫です。インプットの時間に当てましょう。
食後の午後は集中力が弱まり、意識が拡散されますので音読のように身体を使って思い出すことをしてみましょう。
食後の昼寝も効果が高まりますので、15分から60分。取れる範囲で試してみてから勉強してみてください。
タイムプレッシャーはかなり効果がありますので、時間を設定してインプット25分集中5分リラックスなどルールを決めて実施してみてください。
難しい問題からやるか、簡単な問題からやるか
ずばり、難しい問題から取り組みましょう
このオークランド大学のレビューでも難しい問題を取り組んでから、楽にその後取り組める方法を推奨しています。
学生時代の試験では、ずーっと逆をしていました。
勉強法でなくて試験はアウトプットだから良かったのかしら?
心理対比
この研究では「心理対比」が重要だと言われています。
心理対比とは最高の状態と現状を考えて対比し最高の状態をイメージするトレーニングの事です。
今の現状と、勉強が終わった後の状況を比較するとモチベーションが上がりますよね!
最近ですと、勝間和代さんが『時間割引率』の話を良くされてらっしゃいますが、今の苦しみより後の喜びを得ることを報酬に例えて割引率といっている概念です。
それと同様ですね。
今、勉強は苦しいけれど、学んだ時のメリットを考えると勉強する楽しみが湧いてきます。
知らなかった勉強法の意外な真実
勉強法なんて考えずに、努力や根性、忍耐だと思っていました。
時間をかけたらかけただけ身につくと思っていますよね?
実は科学的に証明されていることがまだまだあったのです。
能動的にノートを取る方法 10選
このような研究もアメリカのケント州立大学で検証された結果となっています。
- インテロゲーション
- 自己解説
- 要約
- ハイライト
- キーワードメモ
- テキストをイメージ化する
- 再読
- 模試
- 分散学習
- インターリービング
イメージない言葉もありますよね。
インテロゲーションとは
自分で事実かどうかを調べる方法
自己解説
自分の知っている知識に関連づける方法→語学習得などに効果あり
分散学習
細かく分けて学ぶ→学校の授業
インターリービング
分散学習をさらに分ける
語学学習→ライティング10分、リーディング10分、リスニング10分、スピーキング10分
などです。
この中で学習効果が高いとされているのは、8模試、9分散学習、10インターリービングだそうです。
なんだか、今まで学んだ勉強法とは違う気がしてきました。
長時間集中して学びなさい、分散してはいけません。という指導をされていたような気がします。
分散してしまう集中力の無い私が悪いのでは。という感じでした。
人間の感覚と化学は違うという事実が浮き彫りになっていますね。
効果があまり期待されていないノートを取る方法 3選
衝撃的な事実です。
この10選の中で効果がないとされている3選です。
- ハイライト
- キーワードメモ
- 要約
なんだか、授業中に私たちが普通にやっている事ではありませんか?
この研究の根底にあるのは、学習は能動的であればあるほど身につくという事です。
自分で考えたり、検証していき知識を覚えて身につけることが勉強法として効果が高いという事ですね。
ただ、暗記するのと覚えることは違う、ということが理解できました。
暗記が苦手で、教科書にハイライトを付けた事のない私には希望が持てる結果でした。
科学的に結果が証明されている最も効率の良い勉強法とは まとめ
科学と私たちのイメージとが、かけ離れていることが良く解りました。
良い意味で、常に常識を疑って仮説を立てて自分で検証していく事が大事ですね。

勉強法の意外な事実がわかりました

忙しい私達は「分散学習」のプロになれそうだね
社会人になってからの勉強の方が、断然効果があって楽しいですよね。
社会人は心理対比を現実的に理解して学びに繋げられると思います。
24時間を上手く活用して、仕組み化しながら勉強を続けていきたいですね
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