先日は伝わる話し方についてマインドの解説を致しました。
今日は論理的に話が伝わる法則「CRECの法則」をお伝えします。
伝わる話し方は結論から 『CREC法』を学んで効果的なアウトプットを
コロナ禍が進んで、さらに先の見えない時代になりました。
社会人も学び続けないといけません。
効果的な学びというのは、インプットだけではなくアウトプットまでできて本当の学びとなっています。
今日は学んだものを効果的に伝えてアウトプットするための論理的法則の「CRECの法則」を紹介します。
CREC法とは
CREC法とは【わかりやすく、短く、論理的に】伝わる話の展開法です。
C(Conclousion)=結論
R(Reason)=理由
E(Evidence)=根拠
C(Conclousion)=結論
4つの頭文字から作った造語となっています。
もしかしたらPREP法という言い方も聞いた方はいらっしゃるかもしれません。
結論をPointと表現している場合で、意味は全く同じ意味合いとなります。
始まりのConclsionについて
皆さん社会人になりたての頃に、上司に結論から話すように指導された事が1回は確実にあると思います。
1日8時間限られた時間の中で、成果を出すには時間の管理が必要となります。
まず、結論を述べることで一番伝えたいことを伝えましょう。
きちんと物事を伝えるにあたり、まずは結論から話していくと、聞き手を混乱させず時間を奪わずに正しく物事が伝わるようになります。
結論が先にわかればその後の理由を聞く選択肢を与えることが出来るので、聞き手も能動的になるので聞きそびれたり、行き違いがなくなります。
また話がそれてしまって、話の結論が見えなくなるようなことも防げます。
R(Reason)理由
結論に対しての理由を説明することで、説得力が増します。
結論に対する根拠が分かることで、安心します。
「なぜなら~ だからです」
と、相手が結論に対して、質問してくるであろう結論に対する補足を説明してあげてください。
E(Evidence)根拠
理由が分かったら、さらに具体例などで、理解を定着に持っていきましょう。
「具体的には~、実際には~」
など、質問者に共感を得られるような具体的エピソードで理由を補足すると良いでしょう。
終わりのC(Conclusion)結論について
改めて、結論を提示してあげてください。
補足のREエピソードで展開したら、しっかりと戻してあげるようにしましょう。
「だから~、よって~ です。」
この方法でまとめると、話がシンプルに伝わります。
CREC法を活用したアウトプット応用編
社内で、上司におねだりやプレゼンの時に活用してください。
社内提案の場合

部下:集客の為に直行バスの運行をさせて下さい。【結論】

上司:本当に必要なのか

部下:車で1時間半圏内の人口の3倍隣県には人口があります。【理由】
部下:当社のボリューム顧客は3時間以上運転するのが困難な高齢者だからです。近隣競合も、隣県からの直行バスの運行をしています。【根拠】

上司:なるほど

部下:秋の行楽シーズンに間に合うように直行バスの運行を許可願います。【結論】
まずは口頭で時間を取らずに許可を取って、予算取りの為に資料をつくれば良いという事です。
できる社会人は紙ベースで資料を作ってから、話を持っていくと良いでしょう。
資料を観なくても、ここまでしっかりと説明ができれば上司の時間を奪わず話を進められます。
面接の場合

面接官:コミュニケーションは得意ですか?

学生:はい、得意です【結論】
なぜなら、学生時代に部活動でサッカーを10年間プレイしてきました。【理由】
サッカーは野球と違ってチームメイトとパスをつないで、得点をします。
チームメイトとの協力が欠かせないからです。【根拠】
サッカーでは言葉だけではなくアイコンタクトなど、多くのコミュニケーション方法を同時に進行して特典を上げます。
なので、私はコミュニケーションは得意です。【結論】
面接の際にもCREC法で答えることで、あなたという人物が簡単に伝わります。
CREC法を応用して効果的なアウトプットを
人に伝えることって、本当に難しいですよね。
伝えている時に、自分自身の理解力を知らされることがあります。
経験を重ねることで、伝え方は驚くほど上手になります。
CREC法を活用するアウトプットには大きく分けて3つあります。
- 書く:ブログやSNSなどに書く方法
- 話す:友人や部下などに話す。
- 仕事として行動する(図式化、体系化する)
仕事として、習慣化していく事が社会人としては一番良質な学びでアウトプットになります。
最初はパワーポイントとして図式化して、発信し行動して体系化して定着していくと良いでしょう。
最大のアウトプットは行動ですので、良く言うは『歯磨きレベル』になっていくと最強です。
誰もが歯磨きを最初は進んで、自ら行う人はほぼいませんが、大人になって【必要性】を理解するとやらずにはいられなくなります。
アウトプットにCREC法を活用していく学びの理由とは
いかがでしょうか
「書く」「話す」「図式・体系化」
して学ぶ本当の価値とはどこにあるのでしょうか。
74%の事実 理解度を上げるためにアウトプットしよう
74%
この数字の持つ意味をごぞんじですか?
私達が学んだものを1日後には74%忘れているという事です。
エビングハウスの忘却曲線として、ドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウスが提唱していた忘れるまでの時間と記憶の関係です。
※英国版Wikipediaより出典
20分後には42%
1時間後は58%
1日後は74%
忘却へのスピードに対する考察ではありますが、この結果から、100%で覚えている人はいない。
ということが分かります。
では、100%もしくは活用することで120%にもできるには、質の良いアウトプットで復習し続けることが効果的であるといわれています。
学んだことを頭の中に閉じ込めず、書く、話す、実行を効率的に行うのはただ知識すべてを垂れ流すのではなく、論理的に当てはめていく事が大事なのですね。
社会人の学びで大切なこと
実はビジネスの世界では得た知識は100点取る必要はありません。
また、覚える必要もなし、カンニングOKです。
その後の行動が何より大事です。
なので、得た知識は取り出しやすく活用しやすいようにしていてください。
おすすめはスマホにまとめる事です。
簡単に検索ができるようにして、いつでも取り出すことが可能にしておきましょう。
ノートだと、どこに何があるか探さないといけません。
ブログに書いて、検索する。
SNS、YouTubeで検索できるようにする。
フォルダー整理も実際は不要となります。
CREC法でブログを書くメリットは、SEO(Search Engine Optimization)いわゆるGoogle検索に最適化されている方法でもあり、ブログも見つけやすくなります。
また、内容が伝わりやすいので、ブログの目的が収益の場合は収益面でも目的を果たすことが簡単になります。
もう整理整頓する必要のない世界に来ていますので、アウトプットする際にCRECを意識するだけで簡単に知識を取り出すこともが可能になっています。
活用しない手はないですね。
『CREC法』を学んで効果的なアウトプット まとめ
人生100年だと思っていたら、先日は人生120年とZ世代の子が発信していました。
定年も、青春もまだまだ20年以上伸びています。
20年自分の価値を下げずに、社会に貢献していくには学び続けて行かないと、先行き不明な現代では非常に困難だと言わざるを得ないでしょう。
長生きに必要なものは、健康な身体と心です。
健康な心はいつまでたっても社会に必要とされ、貢献し続けられることから得られると考えています。
私は20,30代の頃はまだ良い時代で、勉強しなくても所得は上がって困ることはありませんでした。
しかし、学ぶことの楽しさを知ってしまうと、もっと早くから勉強をしておくのだと反省しながら、今現在新しい学びを続けています。
一緒に勉強し続けましょう。
私も明日も小さくても新しいチャレンジしますね!
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