フィリピン・セブ島で働く体験【初めての海外編】
このコロナ危機による都市封鎖についてフィリピンは、中国、イタリアに続き3番目に封鎖を実施したという政治判断をした国であります。
これは、住宅事情や医療環境、保険に関する事情が違うのでどの国が早いとか判断がすぐれているという話ではありません。
そのおかげで、日本に帰国することが出来ずに、都市封鎖の中で60日が経過しました。
その間、留学先が運よくコールセンターを運営しているのでそこでは働かせて頂き、収入を得ながらホテル生活を送るという恵まれた生活をさせて頂いています。
そんなおり、このまま移住して働けるのではないかと思い、セブでの手っ取り早く働く事について今日はお話しします。
セブ島での求人 3つのパターン
大きく分けると3つあります。
①これから英語を学ぶ方
②語学に困らない方
③マネジメントスキルをお持ちの方
大まかにこの3つに分かれると思います。
まずは、現地に行けば英語が話せるようになるのでは?と考える海外初心者と、語学を活かしながら憧れのリゾート地で働きたい、と思う方。
そして日本で活躍したスキルを持って海外で新しい技術やサービスを提供していきたいと思う方々の3パターンに分けられます。
今の私たちは①に属します。
語学不問の場合、収入はどうなるの?
日本の時給換算で750円程度です。
これは日本のコールセンターの約半分、現地の価格だと思ってください。ただローカルレストランのランチ1食が200円前後だと考えると日本のランチ半分以下なので十分生活できます。
日本と違って人財豊富なフィリピンでは外国人短期雇用というのはほぼありません。
時間給でのアルバイトは探してみましたが皆無でした。
実は私は24週間語学学習してその後4週間、現地アルバイトをして帰ってこようかと軽い考えてきましたが実際はそのような仕事はなく、コロナ危機が無ければ離島を旅して帰る予定でした。
今回の危機により、語学学校の好意により仕事と済む場所を頂いています。(実際は日本からの留学生が途絶えてしまったので語学学校のビジネスモデルである、テレアポによる企業からの収入が断たれてしまう危機を回避できるWin-Winの仕組みではあります)
語学に困らない正社員の場合
こちらは外国人の最低賃金である、月50,000ペソから(だいたい日本円で106,000円)です
こちらもやはり日本人経営の語学学校の運営スタッフや、日本人向け情報誌の編集、コールセンター業務です。
飲食店で働く日本人は見た事がありません。
フィリピン人は働き者で、ホスピタリティも高いので飲食サービスだったらほぼ現地のメンバーで事たります。飲食店は日本人経営者くらいしか目にしません。
運とコネがあればIT関係の業務にもつけますが、フィリピンスタッフはITスキルも高く語学にも困らないので日本人経営の会社で働くことになるとは思います。
結果、物価が安いけれど給与も安いしコールセンターでの業務になれば日本の顧客へ電話をかけるので英語の上達はとてもスローになります。
すでにマネジメントスキルをお持ちの方
マネジメント経験者で語学堪能、現地スタッフの教育や日本人支社の立ち上げなどでこちらの分野の方々は、ほぼ日本のマネジメントクラスと同等の給与待遇でこちらに来ることになります。
言葉が理解できても労働に対する考え方や、時間に関する常識が全く違うのでそこを理解しながら、ローカライズしたマネジメントをしていく柔軟性が求められます。
だいたいのフィリピン人の方はまじめかつ勤勉です。
お国柄、目上の方の意見は絶対です。うまくマネジメントできればいい人材として活躍するでしょう。
たまに一緒に歌ったり踊ったりしてあげてくださいね♪仲良くやれますよ!
はじめての海外、あこがれのリゾート地で働くのなら
はじめて海外で働きたい、という方はこれしかないですね。
現地でのコールセンター勤務です。
日本のルールで会社で働くことができ、日本以上の生活が可能となります。
語学不要で海外勤務、海外での日常生活を満喫
コールセンターの仕事って皆さんご存知でしょうか?
ショッピングサイトのカスタマーサービス等を思い出しますよね、クレーム対応とか大変な思いをするのではないかと思いませんか?
実は、ほぼアウトバウント業務というテレアポです。
営業と言えば営業ですが、すべてアポイントを取るのがメインの仕事になります。
日本語ネイティブであれば、だれでもできます!
セブ島のローカル生活を満喫すれば、お金は残りますし、外国人として生活するのであれば
日本でいうヒルズ族のような住居を手に入れて生活することが出来ます。
必要とされる大事なスキル
【マイペースを保つ強靭なメンタル】
この一つにつきます。
日本語が話せて電話かけられたら、誰でもできるよ、と思うでしょうが、かけている電話は『誰も望んでいない電話で他人の時間をうばうもの』だからです。
断られるのが前提だからです。
そして目の前にいるお客様の笑顔や感謝の言葉があるわけではないからです。
人間の働く意欲というのは、十分な給与だとかいうかたもいますが実際は顧客から感謝され社会から必要とされている、と実感した時であるいうことはよく知られています。
それを得にくい仕事である、という事を事前に理解したうえで、メンタルを壊さないようたんたんと業務をこなせる方、本当に空気が読めずにアポどりが楽しい方にはオススメです。
また、営業という業務はビジネスで最初にあり、そして最強のツールです。
このスキルを手に入れると、その後何を行うにしても楽に仕事を得られるようになります。
若い人には是非、体験してもらいたい業務だと思います。
なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか? (日本語) 単行本 – 2013/8/30
フィリップ・デルヴス・ブロートン (著), 岩瀬大輔 (その他), 関美和 (翻訳)
まとめ
セブ島で語学を身につけるために働くということは、あまりお勧めしません。
選べる仕事が限られていて、しかも日本語を多用する仕事がメインだからです。
どうしてもセブの気候や風土が好きで、セブ島を選ぶ理由が明確にある場合は語学についてはご自身で外国人と話す機会を作る、シェアハウスに住む等の行動ができる人がのぞましいでしょう。
語学を習得するのに手っ取り早く海外で働きたい!
という方にはやはり、ワーキングホリデーで英語ネイティブの国に行くのがオススメです!
田舎で英語しか話せない人と一緒に、農作業したりして8時間外はずっとおしゃべりしているような環境がベストですよね。
ただ、セブ島は気候が良くて人々もフレンドリーで生活するにはおススメです。
外食の際の味付けは濃いですが基本がお米の国ですし、日本人にもなじみやすい食が多いというのは7か月目に突入した私の意見です。
早く日本に帰国できるよう皆さんお祈りくださいませ。
予定外の生活を楽しみながら、皆さんのお役に立てる情報があればまたご紹介します。
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