
最近よく聞く「VUCA」ってなんだろう

いまさら聞けない『VUCA』についてお話ししましょう
『VUCA』とは いまさら聞けない方に教えます!
1990年以降冷戦終了後にアメリカ軍が使うようになった軍事用語です。
2014年以降はビジネスの世界でもさかんに使われるようになりました。
『VUCA』とは
ウィズコロナの時代に、将来の予測が困難なこの時代に必要な考え方になってきています。
U=Uncertainty(不確実性)
C=Complexity(複雑性)
A=Ambiguity(曖昧性)
この4つの単語からなる造語です。
今日はこの4つを解説して、この時代に必要な考え方をお話しします。
V=Volatility 変動性とは
IT技術の進化により、顧客ニーズの変動が顕著な時代になりました。
かつて日本で商品開発であれば、ヒット作ができたら10年は安泰でそこから次の段階としてリニューアルなどの戦略を考えればよい時代もありました。
しかし、かつて日本を席巻したSNSのMixiも今の高校生などは名前もしらないかもしれません。
SNSが当たり前の現在でも、言葉離れの進んだTikTokなども台頭してきてまさに何がヒットして残るのかわからなくなってきています。
U=Uncertainty 不確実性とは
不確実性が大きい状況では、売上計画などビジネス上の見通しを立てるのが難しくなってきています。
まさに今、新型コロナウィルスが世界経済にどのような影響を与えるのか、渦中では予測不可能です。
ほかにもイギリスがEUから離脱することなど、誰も考えられなかったことだと思います。
トランプ大統領の当選なども!
このような突発的な疫病や、激化していく台風や地震などの自然災害、少子高齢化・過疎化などの不確実な要因が、現代には複数存在します。
C=Complexity 複雑性とは
グローバル化によりビジネスが複雑に絡み合っている事です。
2007年にはアメリカ発端のサブプライムローン問題から発展したリーマンショックが全世界に与えた影響などが解りやすい例となります。
世界のどこかで起こったことが複雑に絡み合って、影響を与え合っているさまを言います。
A=Ambiguity(曖昧性)
ビジネスを取り巻く環境が急速に変化し、問題に対する絶対的な解決策が見つからない曖昧な状況です。
ITの進化によってビジネスの境界線があいまいになっています。
解りやすくいうと自動運転を開発しているTOYOTAの競合は現在、Google社です。自動車業界ではありません。
業界を超えた競争というのが活発化される時代だといえるでしょう。
VUCAの時代に知っておきたい5つの行動
VUCA時代に対応出来なければ、取り残されていくのでは?
では、新しい考え方で行動していきましょう!
『OODA』サイクルをまわしていく
VUCAの時代には「PDCA」ではなく「OODA」のサイクルが必要であるといわれています。
O=Orient(適応・見定め)
D= Decide(決定)
A= Act(実行)
PDCAよりもスピーディーに短期間にサイクルを回せて、変化に対応ができるようになります。
アンテナをはって常に情報収集をしよう
世界のあらゆる場所でイノベーションが生まれて、社会や経済、生活が変化しています。
最新情報にふれて変化に柔軟に対応できるようにしていくと、会社組織にも頼らずにご自身でも新しい商品を開発できるかもしれません。
オンラインサロンなどに参加して、業界や世代を超えた人との交流をしてみるのも一つですね。
即、行動しよう
行動することが何よりも大事です。
慎重に石橋を叩いているうちに変化していく時代です。
アイデアがあれば即実行し、その中で柔軟に修正変更をしていきましょう。
常に疑問をもつ
この時代は正解はありません。
常に問いを設定して自分の常識、会社の常識、社会の常識に常に対して疑問を持つことでイノベーションを起こせるかもしれません。
学び続ける
当たり前だと思っていたことが簡単に変わってしまう時代です。
有用な技能だけを学ぶのではなく、自分の知的好奇心を満たす学びも重要です。
専門的フィールドと知的フィールドで学びを深めていれば、時代の変化に対応できる地力がつきます。
時代の流れと共に成長できるように学び続けましょう。

「VUCA」を理解したら、悩む必要はないですね
明日も小さくても新しいチャレンジしますね!
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