【最新版】20200507時点 Cebuの外出禁止(ECQ)事情について

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【最新版】CebuのECQ(強化されたコミュニティ隔離)状況

日本の皆さんこんにちは

GWが終わりましたね。とはいえ、緊急事態宣言が延長し日本では外出自粛が延長されているようです。

今日は私のセブの状況を皆様にお伝えできればと思っています。

セブ州は、3月28日の12時から4月28日の12時までECQと呼ばれる(Enhanced Community Quarantine(強化されたコミュニティ検疫)といういわゆる、事実上のロックダウンを行っていました。

 

Cebu州におけるコロナ対策の推移

セブ州の感染者数はこちらから確認ができます。

  1. 3月16日より夜間外出禁止 アルコールの販売の禁止
  2. 3月28日から4月28日 ECQ
  3. 4月28日から5月15日 ECQ期間延長
  4. 5月15日から〇〇〇    GCQ(General Community Quarantine(一般のコミュニティ検疫))

まずは夜間外出禁止とアルコール販売が禁止

この段階ではとてもロックダウンに向けての行動が早かったと思います。

私たちは20時以降の外出禁止となり、アルコールも販売まで禁止となりお酒を飲む行為が出来なくなりました。

学校はオンラインを残して休校の措置となりました。

私たちは18日からオンラインへ切り替わりこの時点ではまだ私たちは学校に通ってお休みとなった先生方とオンラインレッスンをしていました。

そして私たちの留学パッケージである、コールセンター業務も商材が変わる、または顧客の居住地区が制限されるなどの一部の変更とデスクのソーシャルディスタンシングで空間が広がったまま通常に仕事が出来て私たちもあまり危機感のない感じでおりました。

ただすでに飛行機は飛ばなくなり、帰れない生徒が多数居残る、ということでセブの日本人会が動いてくれてチャーター便を飛ばすなどの措置を講じて日本に帰国する学生がまだこのころはたくさんいました。

この段階で帰国した方々が結果、一番良いタイミングだったのではないかと思います。成田空港での検疫などが無く普通の生活にすぐ戻っているようです。

 

そして外出禁止が突然始まった

語学留学中で正しい情報もない中、突然始まりました。

自分の居住地区、日本でいうところの自治会以外は出てはいけないとされ、突然学校へも通えなくなりました。

私たちは外出禁止なのでホテル内でオンライン授業とコールセンター業務をすることになりました。

なぜホテルで業務が許されるかというと、単純に会社が行政に交渉したのではありますが、一部の営業が許されている業務の中にインフラ事業があります。

内容自体は『不要不急の』営業ではありますが、コールセンターは通信事業としての登録だったので業務継続を許された形となりました。

ただ、私たちの宿泊しているホテル側が宿泊者の外出禁止を要請したため、私たちはホテル内の一室で業務を執り行うことが出来ました。

結果として、日本に帰れない私たちはとても恵まれた環境で、本来でしたら仕事もなく外出禁止で支出金のみが発生するこの期間に、宿泊代金を相殺した時給と言えど時間給での収入を得ることが出来て宿泊施設もある状況でします。

日本に帰った方が仕事を見つけるのが難しいのでは?

この間にセブの中心地区で大掛かりな感染が発覚したため。4月24日の段階で延長が決定され発表されました。

そして、外出禁止が出る直前は大量の買占めとソーシャルディスタンシングで大混雑していたスーパーでしたが、このECQの発表後1家族1名(年齢制限あり)のみの買い物、買い物に行く曜日も地区によってきめられている(私たちは宿泊部屋につき1名、毎週水曜日)となったので現在は混雑はずいぶん緩和されています。

しかも24日からは、この外出禁止を早く終わらせるために日曜日は地区外車の乗り入れは禁止になったのでさらに日曜日は混雑なしでお買い物が楽しめます。

【最新版】20200507時点 Cebuの外出禁止(ECQ)事情について

自治会のチェックポイント 居住者以外は立ち入り禁止

そして、現在 帰国について

私が取っていたチケットは5月3日2:27発の成田行き直行便のセブ・パシフィック航空でした。

もちろんECQの延長と共に、フライトもキャンセル情報が27日には私のもとに航空会社からメールが届きました。

GW明けと思い日本の支社へ問い合わせをしたところ、今現在では成田への直行便は10月25日まで飛ばないとの事!

さてさて、いつ日本に帰れるのでしょうか?

航空会社は休み、市内店舗は営業再開も

そんな私にもとても良いニュースがあり・・・大好きなお店が昨日から再開しました。

当面は水曜日の10:00~16:00の短縮営業ということで前日にfacebookにアップされていたので、さっそくランチの予約をし、喜びながらテイクアウトの為に店舗に向かいました。

grabで配達可能ということもありますが、やはり応援したい身としてはしっかりとチップを渡して気持ちを形にしたいという意思もありました。

【最新版】20200507時点 Cebuの外出禁止(ECQ)事情についてTightrope Coffee

実はまだ私のスマホでは確認できていませんが、きちんと対策が出来ていてアプリで発注し届けるシステムも設けていました。

 

早く、これで発注したい!!

 

アフターコロナの時代は、感染防止のキャッシュレス、三蜜回避のテイクアウト、こちらを粛々と準備をしていたので、店舗が素敵でWi-fiも強かったので週末お世話になっていたあの空間も素敵で捨てがたいのですが、前向きな進化に二重に嬉しく、とても力強さを感じたものです。

日本との違い

正直日本からの情報は帰国した、学生やニュースアプリ(Newspicks)やTwitterで確認するだけなので何とも言えませんが、スピーディーかつ説明、基準がクリアではないかと思っています。

理由としては

  1. 医療体制、保険体制の違いによる隔離徹底
  2. SNSを活用した情報伝達の速さ
  3. 貧困層での感染者数の拡大
  4. 生命力の強さ

医療体制、保険体制の違いによる隔離徹底

言わずもがなです。

日本の国民皆保険制度のすばらしさをやはり海外では思い知るばかりですが、やはり判断の速さも素晴らしいですね。

実はECQ前にしっかりと封じ込めをしていたので感染者数は減少傾向にありました。

しかし悲しいかな、封じ込めたおかげで貧困層の三蜜バリバリ地区での感染者が拡大して、学校の近くの私の行きつけローカルストリートは検査初日で全員だったのでやめて完全隔離にしたという噂もあります。

 

SNSを活用した情報伝達の速さ

セブ市は毎日、決まった時間にCOVIT-19情報の動画をfacebookで配信しています。

留学当初から気にはなっていますが、facebookの利用率の高さ。

こちらを最大限活用しているようですね。

まだ地元の言葉がわからないので、なかなか正しい情報が届かなくて苦労しますが英語利用者がほとんどなので、まぁ何とか。

 

こういうところは日本でも課題にはなっている部分かと思いますが、実際ローカルはフィリピンでも同じで英語は通じません。

 

ただフィリピン人の方々は本当に差別が無くて、常に明るくて優しいのでこの地で外出禁止でもラッキーだったと思います。

また、外出許可のパスも現物を持ち歩く人もいれば、webパスもありスマホで持ち歩く人もいます。

実行は緩いフィリピンクオリティですが、政治がまだ機能していて大統領の言葉が強いので市民は国の意思決定には従順です。これは本当に驚くばかりです。

 

貧困層での感染者数の拡大

まだまだ東南アジアあるあるの格差社会で、ローカルの方々は大家族で密集した地区で暮らしています。

電気代が高いので、彼らはローカルレストランで外食し、洗濯機も置けないので手洗いもしくはランドリーを活用します。

お水もウォーターサーバーが街中に日本の自販機のようなポジションで置かれていて10ペソ(20円ていど)でビニール袋に水を入れて買っていかれています。そのような衛生状況です。

 

セブ市の感染者数はほぼ、こういったローカル地区で起きています。

 

ローカルフードも大好きだし、優しいフィリピン人が大好きな私は学校があるときは毎日お昼を食べに行っていたストリートなので、お店の女の子の安全が気になりますね。

 

生命力の強さ

4はやはり、なんでもしますね。あっという間に布マスクを作って街中で売り出したり(安くて50円から200円のものも!)

先週の土曜日は、感染者の出たエリアの外で青空マーケットをしていました。

中に入りたくない業者もいるのでしょうが食べて行かないといけないことはわかっているし商売になる事もわかっている。

商機は逃さない感じです。

【最新版】20200507時点 Cebuの外出禁止(ECQ)事情について

手作りマスク

日本との違い 情報の少ない中で

日本の事が解らないのではっきりとは言えませんが、やはり緊急時には国のリーダーには強い言葉と明確な定義が欲しいですね。

日本とフィリピンの違い

日本は総理大臣はスピーチで日付を間違えたり、法律の問題だからとはいえ自粛基準も不明確。

割と決まったことを実行しない。

割と日本人は社会的な意識が非常に低いのではないかと思います。

安全で豊かな国なので危機管理意識も低いのでは。と思っています。

近頃日本では【自粛ポリス】なる自警団ともちがう通報市民やネットでのさらしなどが流行っているそうですね。

フィリピンの方々は大ごとになる前の、コロナのはやりの頃は面白がって(新名称を使いたい⁉)中国人の話やアジア人に愛嬌で”コロナ”呼ばわりしていましたが、隔離が始まったら、先生方も帰国できない私を気遣ってくれるし、ローカルマーケットに行っても、スーパーに行っても、またはデリバリーのドライバーやホテルスタッフまでも皆助け合って親切です。

また土日の午前中、朝一番でモール内のスーパーにいくと突然皆止まってお祈りをする時間があります。

言葉が解らないけれど一緒に立ち止まっていますが、緊急時でも助け合える精神と前向きな生命力は神がかりなのでしょうか?

【最新版】20200507時点 Cebuの外出禁止(ECQ)事情について

大好きだったこのレストラン、皆元気かな

帰国までのみちのり

今回、帰国のめどが立たなくなり、現状をまとめてみました。

こんなに長いブログにお付き合い下さりありがとうございます。

あなたの街が安全で平和で暮らせますよう、そしてアフターコロナの時代に手を取り合って新しい社会を創りあげていきたいですね。

帰国したら、差別しないでね・・・

 

 

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