メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

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新入社員の定着率が低く、離職率が高い。

などの組織で抱えている悩みがありますよね。

 

メンター制度を取り入れて、新入社員の成長をサポートして定着を促すシステムについてお話しします。

メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

前職は、地方再生の温泉ホテルを運営していました。

再生するホテルは、地方の過疎地区がほとんどの為、新卒の新入社員は親元を離れて見知らぬ土地で生活をすることになります。

そんな時には、メンター制度を用いて少しでも定着してもらうように務めてきました。

メンターとは

メンター

デジタル大辞泉の解説

優れた指導者。助言者。恩師。顧問。信頼のおける相談相手。ギリシャ神話で、オデュッセウスがトロイア戦争に出陣するとき、自分の子供テレマコスを託したすぐれた指導者の名前メントール(Mentōr)から。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例出典

人事労務用語辞典の解説

Mentor。「助言者」「相談相手」「師匠」を意味します。新入社員や後輩に対し、職務上の相談にとどまらず、人間関係、身の処し方など個人的な問題まで広く相談に乗り、助言を与える人。1980年代にアメリカで人材育成の手法として制度化され、日本でも導入が進んでいます。(2004/12/6掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

ギリシャ神話がもとになっているので、英語の”mental”、とは全く関係ないようです。

 

知識や経験の少ない後輩に対して、定期的にフラットに相談に乗ることでサポートすることです。

 

メンターとして適している人

メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

同世代、同性などで身近に信頼関係を強く持てる存在がベストです。

会社であれば2,3年目の社員が良いでしょう。

 

同じ部署でない方がいいです。

 

同じ部署になると、トレーナーという立場になってしまうので、業務に対する悩みなどを話しにくくなります。

トレーナーとメンターは明確に分けて下さい。

 

トレーナーは計画的かつ段階的にに、作業のスキル習得の指導を行っていく事をいいます。

メンターは特別なスキルが無くても、社会人としての悩みやプライベートの悩みなどすべてを聞く、良き相談相手かつ信頼できる友人のように指導を行います。

 

ロールモデルとメンターの違い

メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

ロールモデルは、現実に遭ったことのない人でもOK

メンターは同じコミュニティ(組織)内の身近な人

 

ということになります。

ロールモデルも良きお手本として、自分自身の成長の指針となる存在ではありますが相談を毎回できる存在でなくても実在します。

メンターは逆に、信頼できる関係があってもその方とキャリアが全く異なりその道に自分が沿って進もうとする存在でなくても実在します。

 

メンターは定期的に相談する場を設けて、メンタリングというサポートをすることで助言を行っていくこととなります。

 

メンタリングとコーチングの違い

メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

コーチングも1対1の関係で、指導をするのではなく対話を通じて問題を解決していきます。

 

コーチングの明確な違いは、クライアントの目標達成に対して、問題を解決していく事です。

 

メンターは、先輩として後輩の問題を解決していく事となります。

クライアントを受け付けることはありません。

 

プロフェッショナルコーチが友人だった場合は、コーチかつメンターとして存在する場合もあります。

スティーブ・ジョブズとビル・キャンベルの関係がそのような関係だったようですね。

 

メンターの活用方法

メンター制度を活用している企業が増えているようです。

メンターを活用するメリット・デメリットも紹介します。

 

メンターを活用するメリット

メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

メンターを活用するメリットは以下3つ

  1. メンター、メンティー共に成長が見込める
  2. 従業員定着率の増加
  3. メンティーの成長が加速される

 

メンティーという立場の新入社員が、職場環境になじみ定着しやすくなる事が確認されています。

メンターとなる先輩も、自覚が促されて自分自身の経験から指導していく事でリーダーシップに目覚めていきます。

 

前職時代、新人が隣県出身者で休みの度に帰省して、ほぼホームシックのようになっていました。

メンターとの面談で寂しさも紛らわせて行き、また職場でも目標を見つけて立派に成長していきました。

メンター制度のデメリットとは

メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

メンター制度のデメリットは以下2つ

  1. メンター制度の理解・文化の浸透が無いための負担感
  2. メンターの教育不足

 

前職では、実は社内制度でのメンター制度はありませんでした。

再生ホテルが衝撃的に好評だったため(社内ではこんな僻地に非とは来ない、ということで私のような新人支配人をアサインしたのですが・・・)現地の従業員は軒並み辞めて行ったのです。

こんな忙しい職場は地元にはない!

そのくせ給与は変わらず・・・

ということで、新卒は地元の近くに配属されるはずが、多めに配置して頂きました。

 

何か定着してもらえる方法はないかと考え上司に相談したところ、『メンター制度』を実施してみよう。と。

私の上司は運よくリクルート出身者だったので、人事教育制度については詳しかったのでやってみました。

 

初の試みですから、マネージャーから説得し人選させて支配人である私もフォローしました。

メンターに適する人財がの層が少ないという事もありましたが、責務の重さにつぶれた社員もいました。

自身のフォロー不足に胸を痛めたものです。

組織でしっかりとフォローしていく事が望ましいですね。

 

メンター制度の活用について まとめ

メンター制度を活用して、成長をサポートしよう

メンター、メンティー共に成長が見込め、企業への定着率アップが見込めるメンター制度は是非活用してください。

企業文化として、仲間を成長してサポートする体制を作り上げれば大きな効果を出します。

 

新しい職場に入ったとき、不安になったことがない人など一人もいないと思います。

誰でもメンターにはなれます。

 

人生を変えるようなメンターに偶然出会った!

 

みたいな、イメージを持つ方が多いかもしれません。

組織内での仲間を成長させる仕組みとして、効果が出ていますので是非導入してみてください。

 

またはあなたが誰かのメンターとして、人生を変えるお手伝いができたらこの上ない喜びとなり財産となるでしょう。

メンターに出会える人生は豊かな人生だといえますね。

 

 

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