OODA LOOPが最速!最強⁉ウィズコロナの時代に 使える戦略

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このシルバーウィークは、観光地に人の活気が戻ったようですね。

元、温泉ホテル運営会社にいた身としては喜ばしい限りです。

 

今日はこのウィズコロナ時代に最速で使える戦略「OODA LOOP」を紹介します。

OODA LOOPが最速!最強⁉ウィズコロナの時代に 使える戦略

OODA LOOPが最速!最強⁉ウィズコロナの時代に 使える戦略

シルバーウィーク、高速道路が混雑していたようですね。

GoToトラベルキャンペーン、東京追加して不安や、不満の声が上がりましたが予想に反してこの連休は人々は外出したようです。

このような結果を皆さん予測できましたか?

 

不確実性の時代にこそ最速で最強の戦略思考である「OODA LOOP」を活用しましょう。

戦時に使用されたOODA LOOPとは

OODA LOOPと書いて、ウーダループと言います。

米空軍大佐、ジョン・ボイド氏が提唱した戦略一般理論です。

もともとは航空機のパイロットによる、意思決定のプロセスとして活用していましたが、ジョン・ボイド氏が引退してから作戦術として理論化したものです。

 

O(Observe)観察、O(Orient)適応、D(Decide)意思決定、A(Act)行動

こちらの4つの頭文字をとってOODA と呼び、この4つのアクションを高速でまわしていく事をOODA LOOPと言います。

OODA LOOPが最速!最強⁉ウィズコロナの時代に 使える戦略

 

現在は、軍はもちろん政府、個人、ビジネスにおけるあらゆる分野に対しても適用する一般理論として広く知られ活用されています。

 

O(Observe)観察

戦時中の監視、観察のことです。

 

現代に置き換えていうと、AIやSNSによる「ビッグデータの解析」の事を言います。

オブザーバーという言葉からわかるように、外部分析された生のデータ(Row date)を意思決定者が観察することです。

プランなどは手離して、観察を続けることで仮設をアップデートし続けることが出来るので、改善スピードが速くなる。

この観察がとても重要になってくるという事です。

 

市場で言うと、お客様の生の声をいかに拾えるか、扱う事ができるかという事になります。

SNSから思いがけないヒットが生まれる時代、これはあきらかに「お客様の生の声」を観察して戦略立てていく事が勝利を約束されている時代という事になります。

 

O(Orient)適応

情勢観察からの適応判断、状況判断の事です。

 

現代は戦時中ではありません。

しかし、この新型コロナウィルスが襲った世界の状況はどのような状況だと言えますでしょうか。

また、ビジネスで言えば当初、TikTokがローンチされ、日本に入ってきた2018年頃

このような通信情報の多いツールは使えない、または普及されないのでは位に言われていたものです。

しかし、今の状況では世界を席巻し多くの国から規制をされるまでに広がりました。

 

戦闘状況ではありませんが、市場の変化が激しい昨今には時代への適応や、市場を適切に判断することがとても大切なのです。

 

D(Decide)意思決定、A(Act)行動

D(Decide)意思決定

情勢への適応判断、状況判断から具体的な行動へ意思決定することです。

どのような行動に導くことが適しているのか、決定していくこと。

 

A(Act)行動

意思決定に基づいて行動していく。

 

OODA LOOPの使い方

行動をした後はまた「観察」に戻り、LOOPとしてまわしていきます。

OODAの活用は、このループを高速にまわして、微調整を繰り返し続けるという事になります。

 

実は難しい考えではなく、誰しもが通常に日常生活でも行っています。

O(Observe)観察=見る

O(Orient)適応=わかる

D(Decide)意思決定=決める

A(Act)行動=試す

LOOP=改善

すべて私たちは、人生でOODAを繰り返していきます。

 

改善サイクルならPDCAでは?

日本人であれば、「PDCA」で改善サイクル回せばイイんじゃない?

なんでも横文字持ってこなくてもいいのに・・・

と、考えてしまいがちですよね。

私も、実際なんだかな、と思いました。

 

P(Plan)計画、D(Do)実行、C(Check)確認、A(Act)行動

 

大きな違いはPlan計画です。

計画は「自分の計画」であり、観察は「相手の観察」という事になります。

 

 

計画は数値目標に対しての改善プロセスには適しているといえます。

いわゆる工場などの生産管理の現場では威力を発揮します。

 

しかしOODAは数値目標がなく、観察を続けることで仮設(前提条件)が変わり続けることに素早く対応ができます。

市場の流れが速い、コロナウィルスのように先が予測できない場合はOODA LOOPの方が適しているといわれている所以です。

 

解りやすい例が日本の家電。

作り手が、あれもこれも機能を満載にしたところで、お客様には使えない機能ばかり。

シンプルでデザイン性のよく、コストパフォーマンスの高い家電に日本のメーカーは負けてしまいました。

ガラケーもそうですね、日本でしか機能しないものはあっという間に市場から消えて行きました。

自分の目標から発する戦略では、今の時代では取り残されることがわかってきました。

 

OODALOOPの優れた点

OODA LOOPが最速!最強⁉ウィズコロナの時代に 使える戦略

PDCAは生産現場で活用され、マネジメントに重宝していました。

日本に向いていたといわざるを得ません。

OODA LOOPはアメリカ軍、NATO、ロシア、中国、各国の軍隊で採用されてシリコンバレーにも採用される戦略としてビジネススクールでも教材となっています。

 

OODA LOOP(ウーダループ) (日本語) 単行本 – 2019/2/22
チェット リチャーズ (著), 原田 勉 (翻訳)

OODA LOOP活用のメリット

日本以外の国で広く知られているOODA LOOPのメリットを紹介します。

  1. 自立した個人を増やす
  2. 臨機応変柔軟な対応が可能になる

 

人間が何かを行うときに一番難しいのが「行動すること」です。

 

数値計画がない分、「とりあえずやってみよう」と行動的になれる事。

とりあえずやってみて「修正しよう」と柔軟に行動ができる事です。

現代は正解が分からない、変化にとんだ時代です。

正解を量産するのではなく、考えて行動する個人が増えていく事が新しいサービスやイノベーションに繋がっていきます。

 

OODA LOOPのデメリット

OODA LOOPのデメリットもご紹介しましょう。

臨機応変、柔軟な対応をするので、組織を統制するのは難しいとされています。

 

OODAを活用する際には、意思統一の為のビジョンやミッションの策定や、企業文化、人材育成もあ合わせて変革し活用していくといいでしょう。

 

OODA LOOP思考について まとめ

最速で最強のOODA LOOP思考法は極めて現代にあった思考法だと思います。

組織変革と合わせて導入してはいかがでしょうか。

 

もちろん、PDCAもプロジェクトや業種によっては活用が活かされる改善サイクルなので「良いとこ取り」のハイブリット活用で使ってみては?

 

私が現役の頃は、完全にPDCAばかりが、社内用語のように使われていましたが、実際の現場ではOODAの繰り返しで勉強不足で思考法を知らなかっただけだとわかりました。

お恥ずかしい限りですね。

社会人の学びは自ら、です。

 

「素早く行動」することにフォーカスして是非活用してみてください。

 

私も明日も学びながら新しいチャレンジをしますね!

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