肉嫌いの私がドトールのヴィーガンバーガーを食べてみました

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最近はヴィーガンについて日本でも知れ渡ってきたようです。

 

 

今やベジタリアンはアスリート、モデル、セレブが行うストイックな食事習慣ではなく、未来の為に投資する対象となっているビジネスマンも注目している食生活の事です。

 

肉嫌いの私がドトールのヴィーガンバーガーを食べてみました。

記憶が定かではないですが。

小学校5年生頃に父の作ったハンバーグを食べて食あたりしてから、肉は食べられなくなりました。

『肉が食べられない』というと、今までは『かわいそうなひと』

というレッテルをはられていました。

 

しかし、近年では『ヴィーガンなの?』と目を輝かして聞かれる時代になりました。

 

ドトールの全粒粉サンド 大豆ミート ~和風トマトのソース~とは

完全植物由来の食品のみのハンバーガーです。

 

 

 

肉嫌いの私がドトールのヴィーガンバーガーを食べてみました。

 

ハンバーガーを食べなくなってからどれぐらいたつのか自分でもわかりません。

あ、この夏マクドナルドのハワイアンシリーズのシュリンプバーガーいらいですね。

 

サイズ感は決して大きくはないです。

しかし、全粒粉パンがしっかりと噛み応えがあること、きんぴらのつけあわせで根菜類があるので、お腹は普通に膨れます。

美味しかった~

パテは大豆でつくられていますが、和風トマトソースがうまみをジワジワ引き出している感じ!

わさびだれと聞きましたが、わさびわさびしていません。風味程度。

 

テストの際にはコールドサンドだったようですが、パテを温めて提供しています。

頂いたときにすぐ食べたい衝撃にかられましたが、仕事帰りに自転車で隣駅から買って自宅までほぼ15分程度。

まだ十分温かく美味しかった~、温めて正解です。

冷たいと固くなりそうなミートでした。

 

全粒粉バーガー誕生秘話

やはりこのタイミングでの販売開始は、東京オリンピックを見越しての商品展開なのでしょう。

さまざまな食生活をされている方のために、何ができるのかと考えるなかで、肉や魚も食べるけれど、野菜中心の食生活というフレキシブルな菜食主義「フレキシタリアン」と呼ばれる方々に着目して商品開発をされたようです。

 

ターゲットにドンピシャ。

肉が嫌いで、魚もこの年齢になると油を選ぶようになり、自然と野菜メインの食生活になりました。

 

こちらの誕生秘話にもあるように、たった20店舗のテスト販売での反響の大きさから半年での商品化というのが良く理解できます。

 

皆さん、食の選択肢が増えることを期待していたのだと思います。

今回は一緒にドリンクも共同開発、販売されています。

 

きなこ豆乳ラテ ~国産丹波黒豆きなこ使用~

 

発端は東京オリンピックで多くの外国人が来日する際に、選択肢を増やすという試みだったのだと思いますが、コロナウィルスのおかげで、巣籠り中に【美味しいもの】【健康】に目覚めた今、必要とされている商品だと思います。

 

 

確かに、日本は世界一美味しいものがなんでも食べられる一方、宗教観が根付いていないので食に関する選択肢はかなり少ない印象があります。

もちろん、私の場合は宗教ではないのですが、海外に行くと選択肢が増えて美味しいものを選びやすい印象はあります。

シュガーレベルなども選べるし、海外の方がフレキシブル。

 

肉嫌いの私の全粒粉サンド 大豆ミート ~和風トマトのソース~の感想

美味しいです。

ただ、リピーターになる気はないです。

 

私はヴィーガンではないので、野菜だけの美味しいサンドイッチの方が嬉しい。

大豆をわざわざ肉のように加工してまで食べたいとは一度も思っていません。

アスリートの方の食事制限時などに、喜ばれるのでしょう。

 

また、本来のヴィーガンの方で気軽に街中でハンバーガーを食べたい方には良いかも。

 

こういう、チェーン店で選択肢が増えて多くの人種や価値観を理解した商品が展開しているのは心から喜ばしいと思います。

 

日本は英語も通じない上に、ベジタリアンやヴィーガン思考にも理解を示せない国になってしまっては、海外の方を受け入れられなくんるのは持ったいないですよね。

 

以前飲食業界のサービスマンだったので、自戒も込めて日本は遅れています。

チェーン店はマニュアル通りでフレキシブルではない、青山の高級レストランはモデルのような容姿だけのサービスマンで、メニューを知らない。

高級店は、シェフが俺様の肉が食えないのか!と高飛車。

自分の好みで選んだり、オーダーすることが出来ません。

 

もう今はさすがにないと思いますが、三ツ星レストランが青山にカフェとして進出してきた際に、勉強しにいったときのエピソード。

ウェイターに肉が食べられません。と申し出たところ、栗のポタージュが前菜で出てきました。(ちょうどこの季節)

一口食べてあまりおいしくなかったので、進まなかったところ、一緒に行った後輩が飲みたいというのでシェアしたら、ポタージュのベースがラムだと。

これじゃ、大野さん食べられないですよね、と彼に全部食べてもらいました。

ラムも食べないので解らなかったのですが、そんなこともわからない三ツ星レストランのサービスマンなんて!と思ったものです。

 

ところでヴィーガンとは?

「ヴィーガン」とはベジタリアンの一種です。

ベジタリアンは19世紀にイングランドで『肉食を避ける人』という意味でつかわれるようになりました。

ドトールさんの目指した「フレキシタリアン」というものも含めて、ベジタリアンについてご紹介します。

 

主なベジタリアンのタイプ

いわゆるベジタリアンは5種類に分かれています。

  1. ヴィーガン 完全菜食主義者 植物性食品のみを食べる主義 はちみつも食べられません。
  2. ラクト・ベジタリアン ラクト=乳製品 (牛乳、チーズ、ヨーグルト)と植物性食品を食べる主義 インド人に多いタイプ
  3. ラクト・オポ・ベジタリアン 欧米人のベジタリアンはほぼこの層 ラクトベジタリアンに卵を加えて食べるタイプ
  4. ぺスコ・ベジタリアン こちらは③プラス魚を食す 主義はないけど私はこの部類です。
  5. ポーヨー・ベジタリアン ④プラス鶏肉のみ 畜肉は食さない こちらは漁業は畜産業よりCO2の排出が少ないとされている。

フレキシタリアンとは「フレキシブル」×「べタリアン」の略です。積極的には肉は摂らない野菜中心の食生活者の事です。

 

ポーヨー・ベジタリアンを理解してわかるように、環境や政治、いわゆる動物愛護者なども含め、単純な好き嫌いでないことが分かります。

 

食べることは宗教だとも言われる所以です。

食べることが「生きざま=思想」なのですね。

 

私は2年前にはじめてヨガのリトリート合宿に参加しました。

予約の際に、料理で食べられないものは事前に伝えてくださいというアナウンスがありました。

 

私は肉が食べられないと回答しました。

というのも、ホテルや旅館だったりプロが提供する食事だったら平気で残せるのですが、専属料理人が来て調理、とか家庭料理の場合はあらかじめロスや失礼のないように事前に伝えるようにしています。

そのリトリートはヨガチームの専属料理人が来てくれ、ここでは宗教や主義主張を受け入れてくれるという趣旨だったことにリトリートに参加して知り、恥ずかしい想いをしました。

 

そこで宿泊時に食べたものはすべて美味しい、ベジタリアンフードでした。

朝は美味しいローチョコレートのドリンクから始まります。

 

すべてが初めて、しかし肉嫌いの私には最適な料理がそこにあり嬉しかったものの、主義主張の深い部分は知りませんでした。

しかし、ヨガでつながるメンバーはヴィーガンやベジタリアンばかり。

 

近年のヨガブームや、気候変動、SDGsなどの台頭でベジタリアンが増えている印象をその時遅ればせながら実感しました。

 

日本人はそもそもベジタリアンだった

肉が食べられない

というと、決まって「人生の半分以上損している」

と言われてきました。

 

そのたびに「日本人だって江戸時代までは『ももんじい(肉)なぞ喰うとろくなことがない』って肉食じゃなかったよ!」

と言い返してきました。

これは敬愛する池波正太郎先生の食のエッセイからの大好きなエピソードです。

 

あの池波正太郎先生が少年だった頃、食べ盛りでお肉を食べたいというとおばあさんにたしなめられていた、というエピソード。

これを気に入ってしっかり活用していました。

 

そんな私が20代の初めに買った本を今回、処分せずに読み返しました。

環境汚染時代を美味しく生き抜く『未来食』 大谷ゆみこ

 

去年8年ぶりに実家に戻り、整理整頓、古い本や衣類を処分しました。

そして、先日海外から戻り改めて不要なものを減らした時に見つけた古い本です。

1995年に発売されて25年経過しました。

今や流行りやファッションを超えて、サステナブルな環境を次世代へ残していくために待ったなしとなって拡がっています。

 

ちなみに中田敦彦YouTube大学でも大谷ゆみ子さんの新作が取り上げられています。

 

25年前から言われていて、やっと世の中に浸透したのかともいえますね。

難しく考えずに、未来への投資だと考えてヴィーガン食をゆるゆる試してみてはいかがでしょうか。

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