『働き方5.0』落合陽一を読んで 落合陽一を分解!
『働き方 5.0』とは【現代の魔法使い】と言われている落合陽一氏の、2016年の『これからの世界をつくる仲間たちへ』の新書版です。
この4年間でなにが変わったのでしょうか。
アップデートされるべき内容とは?
そして、落合陽一さんの本が難しい!
と思っているあなたへ、4年かけてやっと”落合理論”についてこれるようになった私がご紹介します。
落合陽一氏とは
日本のメディアアーティスト、経営者、大学准教授、オンラインサロン主宰。
内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員などを歴任。
最近ではTVにも活躍の場を広げていますね、News ZERO、やサンデージャポンなどにも出演されています。
私の世代としては、ご本人はあまり喜ばないと思いますが、落合信彦さんの息子という事の衝撃がすごかったです。
『働き方 5.0』 とは
2016年の『これからの世界をつくる仲間たちへ』の新書版として、今回のコロナで社会の前提条件は変ったことについて加筆修正を加えたものです。
働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~(小学館新書) Kindle版
落合陽一 (著) 形式: Kindle版
著 作:働き方 5.0
著 者:落合 陽一
出版社:小学館新書
落合陽一氏の課題抽出
乱暴に結論を申し上げます。
課題解決によって世界を変革する人間になろう
リーダーとして、教育者として『仲間』に呼びかける内容となっています。
落合陽一氏は常々、
社会の課題を解決したい
というモチベーションを私たちに語っています。
それを担う、人財を育てていきたい問うことを、社会の変貌(デジタルネイチャー)、ホワイトカラーの変貌(クリエイティブ・クラス)、新しい教育のしかたなど多角的に私たちに語っています。
2016年に整いつつあった、デジタルネイチャーが2020年のウィルスの拡大感染をきっかけに必須の現実になりつつあります。
難しい言葉や聞きなれない言葉も、最初はあります。
私は2016年に初めて彼を知ったときには何を話しているのか、さっぱりわかりませんでした。
『働き方5.0』にでてくる落合陽一氏ならではの用語
落合陽一さんの本を読んでいくと、必ずでてくる用語です。
初めて読む人向けにご紹介します。
21世紀は魔法の世紀
デジタルネイチャー
ワーク・アズ・ライフ
21世紀は魔法の世紀
20世紀はテレビ、映画、などの表現を用いた『映像の時代』と評し、21世紀はスマホ、パソコンなどのコンピュータによる現実空間で表現を可能とした『魔法の時代』と評した。
文字通り、Youtubeをはじめとする動画コンテンツが優位となり、誰でも映像を提供できるようになりましたね。
当時堀江貴文氏が落合氏のラボに見学に行き、対談した内容を記事にする中でより強く落合陽一氏のイメージとして定着させるように【現代の魔法使い】と表現したので、現在も紹介する際には必ず代名詞として語られるようになったという逸話もあります。
人間だけにあること「モチベーション」
モチベーションをもってコンピュータをツールとして使う「魔法をかける人」になれるか、あるいは「魔法をかけられる人」のままになるか
働き方5.0より
デジタルネイチャー
もはやコンピュータやインターネットのある環境が人間にとって「自然」になりつつある
あらゆるものをコンピュータの視座で統一的に記述していくような計算的自然観をいう
「デジタル・ネイティヴ」としてコンピュータの使い方に熟知することではなく、「コンピュータとは何か」「プラットフォームは何か」を考え自分が何を解決するか、プラットフォームの外に出る方法を考える「思考体力」をもつことが若い世代、デジタルネイチャーにとって重要になるでしょう
働き方5.0より
超難解、購入しましたがくじけています。いつか理解できる、ハズ!
デジタルネイチャー: 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂 Kindle版 落合陽一 (著) 形式: Kindle版
ワーク・アズ・ライフ
働き方改革にあたり「ワーク・ライフ・バランス」について昨今言われています。
落合陽一氏は当初よりこの言葉に違和感を抱いていました。
「ワーク・ライフ・バランス」は時間を切り売りする人の考え方
自由に使える時間を手に入れる働き方を選ぶのが「ワーク・アズ・ライフ」
ワークとライフを区別せず、すべては自分の能力を高め、問題を解決するための「投資」なのです。「ワーク・アズ・ライフ」の醍醐味はここにあります。
働き方5.0より
一番大好きな希望に満ち溢れている本
落合陽一を知るにはまずこの本を!
日本再興戦略 (NewsPicks Book) Kindle版 落合陽一 (著) 形式: Kindle版
さらに落合陽一氏を知るには
落合陽一氏は著作以外にもメディアアーティストとして写真展やTwitter、note、オンラインサロンなど多くの発信をしていますが、多くの動画も観ることが出来ます。
落合陽一氏を知るスピーチ
若い日のアートプレゼン。
『+、- 陽一』らしい視点と問いが興味深いです。
Yoichi Ochiai at TEDxTokyoyz 2011
日本語以外のプレゼンです。
Physicalization of computer graphics: Yoichi Ochiai at TEDxTokyo 2014
ビジネスから教養まで週一で堪能できる冠番組
WEEKLY OCHIAI
News picksというニュースアプリに落合さんの番組『Weekly OCHIAI』があります。
現在はシーズン4であり、私のオススメ3本をご紹介します。
多分この番組が始まってすぐにこのアプリと出会っています。
こちらは会員にならないと見れません。STAY HOME時は無料で公開していました。
水曜日の22:00からのオンタイムであれば無料でご覧になれます。アプリをダウンロードしてご覧になってみてください。
私のオススメ
最後に
落合陽一さんは、ちょうど2016年、この本を販売されたころに初めて知ることになります。
今月49歳になる私は当時、さっぱり意味が解らなかったのですが、とにかくいままでにない凄い人間が日本人から輩出された!と興奮をしたのを覚えています。
書籍はもちろんですが、毎週【WEEKLY OCHIAI】を見続けて、自分のすべきことを次第にクリアにしていきました。
【社会の課題を解決する】ことが生まれてきた人間のあるべき姿であると私は考えています。
私世代ではこのような教育はなかったので、全くなかった概念を提示して下さり対話がとても上手で、毎回見事に対話を明るい未来に着地させるコミュニケーション能力と知識、教養を持ち合わせている方です。
難しく考えずに、新しい社会と課題解決された社会の未来を描きながら、落合陽一さんに振れてみてはいかがでしょうか。
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