アラフィフのなほです。
いまさらながら、今どきの若者「Z世代」「ミレニアル世代」の違いを明確にわかりますか?
これからの時代に強い影響力をもつ、「Z世代」について解説します。
いまさら聞けないZ世代とは 今どきの若者とひとくくりにしてはいけません

Baby Boomers Millennials Generation X Y Z 3d Illustration
会社員を卒業して1年経ちました。
この間に語学留学に行って、外出禁止で3か月間ホテル内で隔離されたり、ブログを始めたり・・・
この間に私は「デジタルネイティブに学ぶ」をテーマにして学びを深めていました。
その時に大きな影響を受けたのが「Z世代」の代表者、マナブさんや竹花貴騎さんでした。
今日はそのZ世代について、解説します。
Z世代とは
ジェネレーションZ(英: Generation Z)
Z世代(ゼットせだい)とは、アメリカ合衆国などにおいて概ね1990年代中盤(または2000年代序盤)以降に生まれた世代のことである。カナダ統計局の場合には1993年生まれ以降を、アメリカ心理学会の場合には1997年生まれ以降を指すなど、定義は厳密に決められているわけではない(何年生まれまでを指すかについても、2010年頃とされる場合や2010年代序盤から中盤とされる場合もあり流動的である)。主に2010年代から2020年代に掛けて社会に進出する世代となる。
生まれた時点でインターネットが利用可能であったという意味で、真のデジタルネイティブ世代としては最初の世代となる。デジタル機器やインターネットが生まれた時から当たり前のように存在し、Webを日常風景の一部として感じ取り、利用している世代である。また、パソコンよりもスマートフォン(スマホ)を日常的に使いこなし、生活の一部となっている「スマホ世代(iGen)」でもある。成長期にWeb 2.0を当たり前のように享受し、情報発信力に長けているため、当該世代からは数多くのインフルエンサーが登場している。
この他、ジェネレーションZと同時期(1990年代〜2000年代)に生まれた若者は、ジェネレーションC(英: Generation C)、C世代(シーせだい)、あるいはニュー・サイレント・ジェネレーション(英: New Silent Generation)と呼ばれることもある。
※ウィキペディアより
Z世代の5つの特徴
- ソーシャルネイティブ モバイルを手にする時間が長い
- ブランドより「自分らしさ」が大切
- 人とのつながりを重視
- さまざまな体験をしたい
- 現実的で世間体をきにしつつ「個性」重視
911やリーマンショックなどを、子供の時に体験しているので、現実的な世代と言われています。
日本では「さとり世代」という言葉で知られています。
モバイルには早くから手にしている世代なので、人とつながっている感覚が好きであったり、感動の瞬間を人と共有したいという思いを持っている人が多いのもZ世代の特徴です。
語学学校留学中に出会った生徒はほぼZ世代でした。
SNSでの情報収集がメインで非常に速い印象です。
Z世代の彼らのほとんどは”知っている人にだけプライベートを知ってもらいたい”と考えているようです、アラフィフから見ると保守的にも見えました。
では、つい今の若者はとひとくくりにしてしまいがちなアラフィフの私ですが、その一つ手前の世代の「ミレニアル世代」もご紹介しましょう。
ミレニアル世代とは
Z世代の前、なのでY世代とも言われています。
ジェネレーションY(英: Generation Y)
Y世代(ワイせだい)とは、アメリカ合衆国などにおいて1980年代序盤から1990年代中盤(または2000年代序盤)までに生まれた世代のことである。インターネット普及前の時代に生まれた最後の世代で、幼少期から青年期にIT革命を経験したデジタルネイティブの最初の世代でもある。
ミレニアム(新千年紀)が到来した2000年前後か、それ以降に社会に進出する世代という意味で、ミレニアル世代(英: Millennial Generation)、あるいはミレニアルズ(英:Millennials)とも呼ばれる
Y世代はZ世代以降が該当するiGen(スマホ世代)への過渡期に当たる世代である。Y世代後半がティーンエイジャーであった2000年代でもフィーチャー・フォンが主流で、不完全なブラウザ仕様や回線速度の制約でSNSには対応出来なかったことから、同世代間のメッセージ交換は電子メールあるいはブログ・掲示板投稿に頼っていた。2000年代は高額な接続料金を別途支払えばモバイル端末のフルブラウザでインターネットが閲覧できるという時代で、最先端としてスマートフォンは存在していたが、前述の接続料金の問題だけでなく、機能的にも不十分で、高級機扱いにもなっていた。従って、当時のY世代にとってはインターネットをリアルタイムなコミュニケーションに使えず、ネットで面識のない他人と知り合う事も一般的でなく、リアルタイムな交流は未だ居住地域内に限定されていた点がiGenとの決定的な違いとなった。※ウィキペディアより
ミレニアル世代の特徴
- デジタルネイティブ ITリテラシーが高い
- ブランド好き
- 人々と共感できる体験を重視
- 体験による価値に対して惜しみなく投資できる
- 楽観的で社会的な「理想」重視する独立志向
日本では「ゆとり世代」と言われている世代です。
楽観的なので、独立心が強く起業を選択します。
共感できる「イイね」で育った世代です。
Z世代がインスタDMで直接のつながりを好むのと対極に、ミレニアル世代は「イイね」のシェアでオンラインで初めての人とつながることに抵抗がない印象です。
Z世代とミレニアル世代の5つ違い
次世代を知っていく事が、企業では販売戦略や人財教育制度に優位に活用できることになります。
「今の若者は」で終わらせることなく、活用していきましょう。
1.買い物の仕方
ミレニアル世代は、顧客体験に期待を抱いているので、顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)を満たしている商品を好んで消費する傾向があります。
Z世代はコスパや企業からのイノベーションに期待しますので、サブスクリプションのような配信サービスなどを好みます。
企業に対し期待が高い為、社会的責任を果たす企業を支援する傾向があります。
2.主義
ミレニアル世代は、楽観的、Z世代は実用的です。
ミレニアル世代は自己肯定感が強いので、行動的で独立心旺盛です。
Z世代は現実的で今の快楽的な楽しみより長期的な価値と賢明な投資に焦点を当てることを好みます。
3.オンライン、オフラインの活用
ミレニアム世代はオンラインで購入することが当たり前。
Z世代はオンラインとオフラインを行き期して活用することが当たり前。
確実で実用的なものを求めるため、最終的にはオフライン店舗に足を運ぶことを好みます。
4.価値観
ミレニアル世代は、ブランド物を好みます。
Z世代は質を重視しますので特別にブランドは問いません。
5.あり方
ミレニアル世代は、共感。
「バズる」ことが重要だったのはSNS上でつながったコミュニティにシェアしてみんなが持っているものが売れた世代。
Z世代は自分らしいものが欲しい。
個性を尊重して発揮できる「あなただけのもの」を大切に探しています。
なるほど、生まれた時代によって傾向が違いますね。
この認識が良く理解できれば、接し方も変わってきます。
学生たちに感じていたことは、そのまま私のZ世代に対する理解度が低かったことが良く解りました。
Z世代へのアプローチは

man with mobile phone , 3d render
これからを担うZ世代の特徴をとらえたので、正しくアプローチして彼らと一緒に成長していきましょう。
Z世代へのアプローチ
サービスや商品の質の高さをアピールし、リアルに体験してもらうようなアプローチが理想的です。
インフルエンサーによる具体的なコンテンツの活用が重要となるので、実際体験できる場や動画での提供が有効となります。
個性を大切にするので個人を賞賛し、好きなイメージ、なりたい人になれることを伝えることができれば、それが最良のマーケティングアプローチとなるでしょう。
すでにアメリカでは人口の4分の1を占めているZ世代。
今までの世代とは全く異なる価値観を持っているZ世代の特徴をしっかりと理解することがビジネス成功の鍵を握るのです。
Z世代の3人の代表者
知れば知るほど代表的な有名人をご紹介
アメリカを代表するミュージシャン。2001年生まれのZ世代。
第62回グラミー賞で、主要4部門を含む合計5部門を受賞。主要部門の独占は39年ぶり史上2度目、女性として初、かつ史上最年少の記録となった。
彼女もホームスクールで育ち、11歳から作曲を初めている個性を大切にしている実力派
2020年5月にメジャーデビュー 1997年生まれ
岡山県出身、12歳よりYouTubeにてピアノ演奏とカバー曲で歌の配信を開始。
そのクオリティの高さから、今年メジャーデビュー。
本人は岡山を一歩も出ていないのに、英語力堪能。
父親から「絶対音感」を楽器、英語を学んですべて超一流。
若いのに達観した優しくてハートフルな日本語の良質な歌謡曲を提供し、世代を幅広く超えてファンが拡がっている。
日本の音楽業界で活躍が期待される一人
ブロガーインフルエンサー 現在29歳
自称引きこもり、タイ在住ブロガー、ビジネスマン。
「引きこもりで年商1億」を発信するインフルエンサー
この勤勉で親切な若者の発信に力付けられてブログを開始、続けています。
最近では視聴者に寄り添ったYouTube発信しオンラインサロンも運営していますね、彼のノウハウや考え方、逃げ方などはZ世代の典型的思考です。
しかし、圧倒的な努力家である実践者です。
昔のブログを見つけてしまいましたが、本人は謙遜されていますがもともとハイスペックだったのでしょうね。
やさしくて独立心旺盛、コスパの良いものが好き、固定費下げて長期的に備えて海外生活・・・などなど。
Z世代の特徴しか見当たりません。
Z世代とは まとめ
「Z世代」を語る時にはどうしてもマーケティングの視野で物を語りがちになってしまします。
企業に入社する人財育成にも役に立ちますので、是非多くの方に知って頂ければと思います。
今までにはない価値観をもった世代が、社会で活躍しています。
Z世代の彼らを理解せずにこれからの時代を生きていく事はもったいないです。
自分と違う!理解できない!と拒否することなくまずは知って共に成長していく道を考えて行きたいものです。
個人的にはテクノロジーは進化するけれど、人間は周期で同じことを繰り返すような気がしています。
新しい学びと共に歴史や過去からも学び「続ける力」が常に必要ですね。
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